FITO PHARMAの伝統医学製品が国際レベルに到達

FITO PHARMAの伝統医学製品が国際レベルに到達

FITO PHARMA工場の薬草庭園。

1999年に設立された家族経営のFITO PHARMA薬品株式会社は、伝統医学の医薬品の分野におけるベトナムの基礎と強みをベースに、ベトナムおよび国際レベルでのハーブ製品のトップブランドになるという願望とビジョンを掲げ、20年以上の発展の歴史を経て、ベトナム有数の名門製薬会社となり、製品は世界中の多くの国に輸出されています。


FITO PHARMAは、ハーブ製品の海外輸出におけるベトナムの大手製薬会社です。同社の輸出における足跡はこれを明確に示しています。2002年、FITO PHARMA はウクライナのキエフに駐在員事務所を開設しました。2003年に ISO 9001~2000規格に準拠した品質管理証明書を BVQI 組織 (英国) から取得しました。2005年、同社の FITO ブランドはヨーロッパ最高峰エルブルスの頂上を極めました。この時点で、東ヨーロッパへの輸出量は記録的な数、つまり年間14コンテナに達しました。その後も、フランス(2007年)、英国(2009年)、米国、カナダ(2016年) へと輸出を拡大し続けました。



輸出市場の拡大に加えて、国際基準に従って医薬品工場のインフラもアップグレードしました。具体的には、2011年にEU(欧州連合)、USDA(米国)、JAS(日本)の基準に従ってオーガニックプロジェクトを実施し、2012年にGMP基準を満たす工場を開設しました。さらに、2022年にはビンズオン省のFito N2工場とバクニン省VSIPのFito N3工場の建設に着手しました。

FITO PHARMAのレー・カック・タム会長によると、ベトナムは熱帯の国で、高温多湿で雨が多く、樹木や薬用植物の生育に非常に適しています。それだけでなく、ベトナムは伝統医学の長い歴史を持つ国でもあります。そのため、FITO PHARMAは、国内外の医療・製薬業界の専門家や研究講師の協力を得て、伝統療法に基づいた東洋医学の医薬品製造に特化しています。FITO PHARMA社の多くの製品は国内外の研究機関や病院で臨床評価されています。

 


FITO PHARMAの製品は伝統医学の知識と経験、医薬品の調製とハーブ成分の伝統的な原則に基づいて製造され、新しい科学的成果を組み合わせ、最新の機械、設備、技術を用いて最高品質の製品を作り出しています。

タム会長は、同社は国内外の科学者や研究機関と協力して、製品の有効性に関する臨床的結論を研究していると述べました。これにより、FITO PHARMAが製造する FITOブランド製品に対して、長年にわたって消費者に大きな信頼が生まれてきました。FITO PHARMAの東洋医学製品には現在、伝統医学グループに関する保健省の通達によると、11グループの疾患を治療するための液剤、錠剤、外用薬の3つの形態が含まれています。


 

FITO PHARMAは、ホーチミン市とビン・ズオン省トゥアン・アン市に2つの施設を備え、ベトナムの伝統医学に関連する数千点の工芸品や関連書籍や文書を展示する伝統医学博物館(Fito Museum)の創設者でもあります。現在、この2つの博物館は国内外の観光客に人気の観光スポットとなっています。

 

人々の最も貴重な資産である健康を守るという取組みへの貢献を使命として、FITO PHARMAは天然薬草、生薬、健康保護食品、ナチュラル&オーガニック化粧品、そして、FITOブランドをハーブ製品の国際ブランドになるよう奮闘します。


FITO PHARMAは、1999年にビン・ズオン省で家族経営の小さな伝統薬生産施設として設立されましたが、現在ではGMP-WHO基準、EU有機食品生産基準、HACCP食品衛生安全品質管理システム、ISO基準による品質管理認証などの国際基準を保証する大規模な生産能力を持つ製薬会社になりました。

文:タオ・ヴィー

撮影:トン・ハイとFITO資料

訳者:ソン・タム・クエン

 




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