国全体が力を合わせ「同胞に永遠の暖かさを」
これまで、ベトナム共産党の指導の下、政治システム全体の敢然とした取り組み、国民や企業の積極的な参加と合意、そして国際社会の援助と支援により、ベトナムは歴史的な意義を持つ大きな成果を達成しました。故グエン・フー・チョン書記長は「控えめに言っても、我が国が今日ほどの基盤、潜在力、地位、そして国際的な威信を得たことはかつてなかったと言えるだろう」と評価しています。
2000年から2023年までの間に、170万戸以上の「大団結住宅」が貧困層や困難な状況にある人々のために新築または改修されました。しかし、調査によると、住宅の質が「3ハード」(堅固な基礎、堅固な骨組みと壁、堅固な屋根)の要件を満たしていない貧困世帯および準貧困世帯の総数は31万5000世帯以上であることが判明しています。
2024年4月から、首相は党の重要政策を遂行し、2025年には「全国が協力して仮設住宅や老朽化した家屋を根絶する」という競争運動を全国規模で発足させました。首相は「関係するすべての主体、各個人、各組織が、それぞれの機能と任務に基づき、能力、情熱、責任、積極性、創造性を最大限に発揮し、協力し合って、仮設住宅や老朽化した家屋を根絶するための広範で実質的かつ効果的な運動の創出に共に貢献しよう」と呼びかけました。
国家、社会団体、企業などからの支援に加え、貧しい人々は自ら努力を重ねる必要があり、地域社会も「持てる者は手伝う」、「労働力がある人は労働力を、資産がある人は資産を、多く持てる人は多くを、少ない人はわずかでも提供する」「相互愛」、「同志愛、国民の団結」、「良い葉で裂けた葉を覆う」、「少し裂けた葉でさらに裂けた葉を覆う」という精神で援助し、待ったり頼ったりすることなく、すべての人が積極的、主体的に助け合う必要があります。
労働・傷病兵・社会省によると、2025年2月現在、58の地方自治体が仮設住宅や老朽化した家屋をなくすための省レベルの運営委員会を設立しています。ハノイ市、ハイフォン市、クアンニン省、ヴィンフック省、バリア・ブンタウ省の5つの地方自治体では、仮設住宅や老朽化した家屋がなくなったため、委員会を設立していません。全国で、10万戸以上の仮設住宅や老朽化した家屋の解消を支援しました。そのうち約6万戸の住宅が完成し、新たに4万戸以上の建設が開始されました。また、各省庁や地方自治体からの報告によると、発足したプログラムを通じて、現在までに中央「貧困者支援基金」には約800億ドンが寄付され、仮設住宅や老朽化した家屋の解消を支援しています。
そのうち、国防省は1万5千戸以上の「同志の家」と「大団結の家」を建設しました。さらに、軍全体の幹部や兵士たちは危険や困難をものともせず、自然災害や洪水で被災した住民の救助や支援活動に参加しています。
2025年にこのプログラムを成功させるためには、さらに20万戸以上を完成させる必要があります。首相は、各省庁、機関、地方政府に対し、プログラム実施の状況を評価し、これまでの未完成部分の原因を率直に認識し、5つの明確さ「明確な人材、明確な作業、明確な責任、明確な期間、明確な結果」の精神のもと、重点的かつ革新的で大胆な任務と解決策を提案することを求めています。
2025年は特別に重要な意味を持つ年で、2021年から2025年の5ヶ年社会経済発展計画を成功裏に達成するための加速と飛躍の年です。同時に、今年は党創立95周年、建国80周年、南部解放・祖国統一50周年、ホーチミン主席生誕135周年、そして第14回全国党大会に向けた各級党大会と成果達成を競い合うなど国の多くの重要な出来事の年でもあります。首相は、政治システム全体、経済界、国民の協力と団結により、仮設住宅や老朽化した家屋をなくすための競争運動が社会や地域社会全体に広がり、成功裏に実現し、実質的な効果を達成し、国民の豊かで幸せな生活、そして国の力強く繁栄した発展につながることを期待し、信じています。
文:ベトナムフォトジャーナル
撮影:ベトナム通信社