古い蓄音機を復元する人

古い蓄音機を復元する人


ダラット市で有名なクラシックギタリストのグエン・ティーさんは長年にわたり演奏活動や指導を行い、さらには国際基準のギターを製造し、ギタリストから高く評価され、注文を受けています。現在、彼は何百年も前の蓄音機を復元しています。

「この仕事の面白いところは、医者のように人を救うのではなく、機械の命を救い、捨てるのではなく、再び鳴らすことです。だから、時には仕事に行くこと、名声を得ること、家族やキャリアなど人間の生活の他のことに気を取られることもありますが、私は自分の仕事を続けています」とティーさんは打ち明けた。写真:リー・ホアン・ロング

「この仕事の面白いところは、医者のように人を救うのではなく、機械の命を救い、捨てるのではなく、再び鳴らすことです。だから、時には仕事に行くこと、名声を得ること、家族やキャリアなど人間の生活の他のことに気を取られることもありますが、私は自分の仕事を続けています」とティーさんは打ち明けた。写真:リー・ホアン・ロング

グエン・ティーさんの父親は1962年にサイゴンのタン・ファットラジオ学校で卒業証書を取得し、ホアン・アンラジオ修理店(ダラット市ミン・マン通り60号)を経営してましたが、そんな父親からエレクトロニクスへの情熱を受け継いだグエン・ティー少年は7、8歳の頃から電子回路基盤をいじり始めていました。

熱心に、そして静かに情熱を追求し、自分が集めて保管してきたものを誰かが受け継いで発展させてくれることを今でも望んでいるグエン・ティーさん。
写真:リー・ホアン・ロン

グエン・ティさんは「父は几帳面な人です。父は顧客のために物を保管することが多く、1975年以前から現在に至るまで彼が修理した機械があります。それらを捨てず保管し続けているため数が増えました。私も父に従い、いつの日か蓄音機の持ち主が取りに来るかもしれないので、まだ顧客のために物を保管しています」と語りました。5年、10年、20年と時が経ち、アンティークの蓄音機を再び使う動きが広がってきさ頃、グエン・ティさんは古い蓄音機を持ち出し、復元しました。

「私は一人暮らしなので、この場所が消えたり商売になったりするのは嫌なので、この仕事が本当に好きな人に譲って発展させてもらうつもりです」とティーさんは人生のすべてを復元と保存に捧げた古い蓄音機について語った。写真:リー・ホアン・ロン

噂は遠くに広がり、国内外のコレクターの知るところとなり、注文が来始めました。グエン・ティさんはこの仕事を追求すればするほど魅力を感じ、未知だった時代からアンティークの機械を復元する専門家になりました。

「私は一人暮らしなので、この場所が消えたり商売になったりするのは嫌なので、この仕事が本当に好きな人に譲って発展させてもらうつもりです」

グエン・ティ氏

ダラットで観光スポットに飽きてきたら、一度トゥアン・コーヒー&古代蓄音機博物館を訪れ、不朽のメロディーで過去を発見しては如何でしょうか。

文、写真:リー・ホアン・ロン


Top