「マットタン山」の幻想的な美しさを探索

「マットタン山」の幻想的な美しさを探索


荒々しく雄大な美しさを誇る風光明媚なマットタン山は、カオバン省チュンカイン県のナムチャ湖の隣に位置し、ベトナムの美しくて奇妙な山と言われています。この山は約3億年前に複雑な地質構造の過程を経て形成され、自然の力の証であり、世界中から観光客が訪れる場所です。 

地元の人々はこのマットタン山を「Phja Piót」(穴の開いた山の意味)と呼んでいます。伝説によると、この山にはかつて凶暴な竜が住んでいたそうです。ある日、勇敢な少年が竜を倒し、人々をその残酷な支配から解放しました。少年の勝利を記念して、その山は神の目と名付けられました。

マットタン山は、ユネスコによって世界自然遺産として認められているノンヌオック・カオバン ジオパークにあります。この山は雄大な石灰岩の山々、緑豊かな水田、鬱蒼とした森林に囲まれています。

マットタン山へ向かう道の両側には地元の人々が積んだ石垣のある田んぼが広がっている。

 

マットタン山の最大の特徴は山腹にある巨大な穴です。この穴は直径約50メートル、高さ約30メートルで、まるで周囲を監視する山の目のような雰囲気を醸し出しています。山の頂上からは雄大な石灰岩の山々、緑豊かな水田、静かな村々など、この地域のパノラマを楽しむことができます。

 現在、マットタン山は、自然を探索し体験する旅行が好きな人にとって理想的な旅先です。ここを訪れた人は登山、トレッキング、洞窟探検、カヤックなどのアクティビティに参加し、地元の文化に触れることができます。 

増水期には、カヤックに乗ってマットタン山周辺を探索できる。

マットタン山の本来の自然美は一年中そのまま保たれています。多くの観光客は乾季(毎年9月と10月)にマットタン山を訪れます。この時期は徒歩で探索でき、より多くの体験ができるからです。

マットタン山を探索する旅では、登山用の歩きやすい靴を持参する必要があります。また、暑さを避けるための帽子や日焼け止めなど、登山やトレッキングをサポートするアイテムも準備した方が良いでしょう。また、旅には飲み物と軽食も欠かせません。ただし、環境衛生に気をつけ、決してゴミをポイ捨てしてはいけません。

マットタン山エリアでは宿泊キャンプが体験できる。

その詩的な自然の美しさから、この場所は最近若者に愛される新たな旅先の一つとなり、この国の最も深い山々の驚くほど美しい景色に親しみを込めて「トゥエット・ティン・コック」という名前が付けられています。

カオバン市の中心部から約50キロメートル の場所に位置するマットタン山へは、次のルートを通って行くことができる : 国道3号線を12km ⇒ マフック峠 ⇒ 省道205号線(トラ リン方面へ約7km)⇒ タンヘン湖  ⇒ クオックトゥアン村バンザイン集落 ⇒ 山のふもとの小道に入り、さらに約1,5km歩く。

 

  • 文、撮影:コン・ダット/ベトナムフォトジャーナル
    訳者:ソン・タム・クエン

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