この機に、ゴック大使は、アメリカのオースティン国防長官、ミリー統合参謀本部議長を表敬訪問した他、デービッドソン大将、ジョン・アキリーノ大将と話し合いました。
ゴック大使(TTXVN撮影) |
これらの席で、双方は、ベトナム・アメリカ国交正常化以来のこの25年間、両国の全面的なパートナーシップが、多くの分野において遥かに発展してきたことに喜びの意を表明しました。その中で、国防・安全保障での協力は、地域の平和・安全保障・安定・協力の維持に積極的に貢献してきました。アメリカ側は、戦争中行方不明になった米兵の捜索でベトナム政府と国民の効果的な補助と協力に感謝すると同時に、「両国には国防分野での協力促進に向けた多くのチャンスがある」と認めました。また、ベトナムが2020年のASEAN議長国としての役割を立派に果たしてきたことを祝いました。このことは、ASEANの中核的な役割の強化や、ASEAN内の団結強化、ASEAN・アメリカ戦略的パートナーシップの促進に貢献したとしています。
さらに、アメリカの代表らは、「バイデン政権は、自由で開かれたインド太平洋戦略の遂行を継続し、国家安全保障戦略の中でインド太平洋地域を優先課題と見なしている。」と強調しました。そして、法律に則って航行の自由を確保し、平和・安全保障・安定の維持、国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約の尊重、紛争の平和的解決を目指して、地域の同盟国や相手国との連携を重視してゆく方針だとしました。