16日午後、ハノイで開催中の国会で、国家銀行のレ・ミン・フン総裁は議員らの質疑に応答しました。
フン総裁は、国家銀行は、為替レートの安定化、貸出利息の引き下げ、外貨準備高の増加などの成果を収めてきたと明らかにしました。貸出の増加についてフン総裁は次のように語りました。
「国家銀行は、2017年の貸出の増加率を18%前後にするという目標を出していますが、マクロ経済の状況に基づいて柔軟に調整しています。現在、政府と国家銀行は、貸出の増加はその貸出の質と効果に密接につながなければならないという方針です。国家銀行は、貸出がインフレに悪影響を与えずに、経済成長に貢献できるように、貸出への監視を強化しています。」
そして、不良債務や銀行システムの健全化について、フン総裁は次のように語りました。
「銀行システムの健全化のために、法整備を進めなければなりません。今国会に信用機関法改正案を提出する予定です。国家銀行は、6つの銀行の不良債務処分を試験的に行っており、この試験的な処分の結果に基づいて他の銀行に拡大しようと思っています。」
このように語ったフン総裁は、政府と国家銀行の一貫とした方針は、マクロ経済の安定、インフレの抑制を目指すとしています。
ソース:VOV