4月23日から5月4日にかけて、ジュネーブにある国連の欧州本部で、NPT核兵器不拡散条約再検討会議準備委員会は第2回会議を開きました。
会議には、118カ国と多くの国際組織から400人以上の代表が参加しました。ベトナムからは、国連の欧州本部駐在ベトナム代表団の団長を務めるズオン・チ・ズン大使が出席しました。
25日の全体会議で発言にたったズン大使は、核兵器の廃絶を目指す国際社会の取り組みを支持するというベトナムの終始一貫した政策を再確認し、核兵器の不拡散や軍縮などにさらに取り組むよう訴えました。また、核兵器所有国に対し、東南アジア非核兵器地帯条約に加盟するよう呼びかけると共に、関係各国に対し、1995年のNPT再検討会議で出された核兵器のない中東地域づくりに関する決議を実施するよう求めました。そして、ベトナムは、NPTの展開と再検討に積極的に貢献し、核兵器のない世界作りのために全力を尽くしてゆくと強調しました。
核エネルギーの平和利用について、ズン大使は、ベトナムをはじめ発展途上国を大いに支援しているIAEA国際原子力機関と先進国に感謝の言葉を述べました。
ソース:VOV