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肖像

ファン・ゴック・アイン・トゥン氏 :世界に発信するベトナム農産物の「語り手」

Foodmap(UFO Technology & Trading Co., Ltd)の創設者であるファン・ゴック・アイン・トゥン(Pham Ngoc Anh Tung)氏 は新型コロナパンデミックの状況下、ベトナムにおいてオンラインで農産物を提供した功績により「2020年を代表するベトナムの若者10人」に選ばれました。
2019年9月、FoodMapは英国王立工学アカデミーとニュートン基金が主催した2019年のアジアの革新的企業コンテスト(AsiaInnovates2019)最終ラウンドで世界各国から参加した600近くのチームを上回り、最も影響力のあるイノベーション賞を受賞しました。これは環境問題や社会問題を解決するための画期的な発明と解決策を提供したベンチャー企業、研究者、科学機関に贈られる賞です。

また、2019年にはライスボウル組織(マレーシア)から農業技術分野での「ベトナムのベストスタートアップ」に選ばれ、2020年もベトナムの代表として東南アジア地区の選考に参加しました。
FoodMapは2020年にAPAC地域の10の典型的な農業技術企業(Agri–Tech)の一つとして表彰され、Startup Hunt Vietnam2020の最優秀賞、2019年の最も影響力のあるイノベーション・アジア賞、2018年にはLeading Innovation Fellowship(LIF)の最優秀賞を受賞しました。また、2021年ブルーベンチャーアワード・ワールドファイナルラウンドのベトナム代表です。

オンラインで農産物を提供した最初のベトナムのベンチャー企業Foodmapの創設者ファン・ゴック・アイン・トゥン氏。
写真:Thong Hai / VNP


Foodmapは農家と中小生産者をつなぐことで直接消費者にベトナムの農産物や特産品を紹介する
eコマースプラットフォーム。写真:トン・ハイ/ VNP



農業チームとの会議を行うファン・ゴック・アイン・トゥン氏(白いシャツ)。
写真:トン・ハイ/ VNP


優れた業績により「2020年を代表するベトナムの若者10人」の称号を得たファン・ゴック・アイン・トゥン氏(左から2番目)。写真:フードマップ資料


ベトナムの農産物の価値を高めるために、すべての生産者または農家にとってトレーサビリティを必須条件にしているFoodMap。写真:トン・ハイ/ VNP


卓越した業績により「2020年を代表するベトナムの若者10人」で表彰されたファン・ゴック・アイン・トゥン氏。写真:フードマップ資料


国立バーコードセンターと協力協定を締結するトゥン氏。写真:フードマップ資料

ファン・ゴック・アイン・トゥン氏はコウ・ダット農場で働いていた時、ベトナムの農産物の豊かさと多様性に気づきました。しかし、これらの利点と可能性は十分に活用されていません。特に多くの美味しくて健康的な製品ですが、流通経路が限られているため、まだ多くの消費者に届いていません。その結果、需要と供給が満たされておらず、生産者は損失を被っています。また流通経路が多いなどの理由で消費者はより高い料金を払わなければなりません。特に近年、ベトナムでは「農産物の救援」が常に受動的に行われている状況があります。これらすべての制約により、トゥン氏のような農業部門で働く若い男性は「じっと座っていることができません」

トゥン氏によるとFoodMapは2018年に誕生しました。現在市場に出回っているクリーンな農産物のオンライン流通チャネルとは異なり、FoodMapは農家と中小生産者、消費者を結び付け、ベトナム農産物や特産品を紹介するeコマースプラットフォームです。

FoodMapのeコマースWebサイトは、安全な農産物に関連する製品の提供を専門としています。現在、FoodMapは砂糖、蜂蜜、野菜などの「Delicious Specialties」、紅茶とコーヒーの「Maloka」、栄養ナッツの「HappyNut」、以上3つの異なるブランドを構築しています。
現在までに、同社は100以上の農家や製造業者と協力し、20以上の省から5,000以上の消費者や小売業者に製品を供給しています。

2019年9月、英国王立工学アカデミーとニュートン基金により主催された2019年のアジアの革新的企業コンテスト(AsiaInnovates2019)最終ラウンドで他の国々から参加した600近くのチームを上回り、最も影響力のあるイノベーション賞を受賞したFoodMap。
写真:フードマップ







現在、砂糖、蜂蜜、野菜などの「Delicious Specialties」、紅茶とコーヒーの「Maloka」、栄養ナッツの「HappyNut」以上、3つの異なるブランドを構築しているFoodMap。
写真:トン・ハイ/ VNP





農産物をオンラインで提供する最初のeコマースプラットフォームの一つFoodMap。
写真:トン・ハイ/ VNP



ホーチミン市に最初のオフライン農産物体験ストアをオープンしたFoodMap。
写真:トン・ハイ

2021年の8か月で、FoodMapはいくつかの高価値農産物をシンガポールとマレーシアに輸出しており、近い将来それを増やすことを望んでいる。 FoodMapは大規模なプロジェクトを実現するために、Lazada、Tiki、Grab、Vietjet Cargo ...、Eコマースプラットホーム、貿易促進局、またベトナムの大規模農業協会であるBSA、VIDA、VASEPなどの多くの主要パートナー、そしてベトナム全土の農家と連携している。
農家や他の生産者がFoodmapのエコシステムに参加したいと思えるような信頼を築くために、ファン・ゴック・アイン・トゥン氏と彼の仲間は各農家の家庭と直接話をしに行き、生涯農業に携わってきた人々の話しや考え方にしっかり耳を傾けようと「一緒に食事をし、一緒に暮らし、一緒に働く」ことさえしました。 Foodmapは平均して1か月に1~2回のキャンペーンを実施しました。「キャンペーンが15回目くらいになった頃、その魅力のお陰でかなりの数の顧客と生産者を獲得し、FoodMapは農家や生産者である売り手を説得することができました」とトゥン氏は述べています。
ベトナムの農産物の価値を高めるために、FoodMapはすべての生産者または農家に対してトレーサビリティを必須条件にしています。同時に独自の土着農産物のブランドも作っていますが、ブランド力がないため、大規模な取引所で競争することは困難です。

規模は大きくありませんが、ファン・ゴック・アイン・トゥン氏によって設立されたFoodMapは、ベトナムで最初に農産物をオンラインで提供したベンチャー企業の一つです。大手eコマース企業であるTikiとLazadaは新型コロナパンデミックの最も緊張感が漂う時期(2020年4月)に農産物と生鮮食品の販売にあたりFoodMapとの協力を選択しました。

2020年、Foodmapは起業2年後でシンガポールのWavemaker Partners Fundから50万ドルの調達に成功しました。現在、Foodmapはホーチミン市に最初のオフライン農産物体験ストアをオープンしています。

サプライチェーンを最適化、売り手は手頃な価格で買い手に安心感、ベトナム農産物の問題解決策を最適化、という目標を掲げてファン・ゴック・アイン・トゥン氏と彼の同僚は農産物を語り、ベトナム製品の正しい価値を見つける旅を続けています。

文:タオ・ヴィー
写真:トン・ハイ、Foodmapの資料

隈研吾 – 建築専攻のベトナム人学生にインスピレーションを与える人

隈研吾 – 建築専攻のベトナム人学生にインスピレーションを与える人

日本の建築家、隈研吾氏は教育者であり、世界的に有名な建築家です。彼はベトナムで両国間の友好の象徴となる多くのプロジェクトをデザインしてきました。ハノイ建築大学でのセミナー「自然とともに生きる」における講演は、将来建築家を目指すベトナム人学生にインスピレーションと知的エネルギーを与えました。

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