シンポジウムで出された報告によりますと、テイグエン地方のドラの演奏空間がユネスコ国連教育科学文化機関により、2005年11月に人類の口承及び無形遺産の傑作として認定されて以来、文化スポーツ観光省はテイグエン地方の5つの省と緊密に連携し、この遺産の保存・開発を目指す様々なプロジェクトやプログラムを展開しています。これにより、ドラの演奏空間である少数民族の多くの祭りや儀式が回復されました。また、多くの貴重なドラセットが収集・保護されています。中でも、コントゥムでは、少数民族の村622カ所のうち、500以上の村がドラセットを守っており、その数は2100セットを超えています。
シンポジウムで、ベテランの演奏者への支援策や、ドラの演奏空間の保護・開発に貢献した人への表彰など、いろいろな対策が提案されました。
