『Tiny Ink』はファッションに絵柄を手描きするスタイルを追求することで、ファッションと絵画の組み合わせのパイオニアとなったベトナムのファッションブランドの1つです。
『Tiny Ink』ブランドの創設者であるデザイナーのホアン・クエン(Hoang Quyen)女史は2012年にファッション界にデビューしました。その時、彼女と彼女の友人と共にファッショナブルな商品における手描き絵柄のトレンドについて研究を始めました。
ホアン・クエンデザイナーは次のように述べています。「顧客が手描きで表現された趣きのあるファッション製品をどの様に受け容れるかについて市場のニーズを調査してみると、従来の製品の絵柄は非常にシンプルであり、クリエイティブではありませんでした。2013年5月に『Tiny Ink』はホーチミン市内に最初の店舗をオープンしました。長年の開発の後、現在、『Tiny Ink』のデザインは絵柄や色が厳選され、より緻密になりました。」
現在、『Tiny Ink』の手描きのファッションラインは、主に縦長でファーマルなデザインと柔らかいデザインで作られています。この縦長のデザインには通常、イタリア、フランスから輸入した綿のタファを使用していますが、柔らかいデザインにはクアン・ナム省のマー・チャウシルクがよく使用されます。
文:ガン・ハー(Ngan Ha)
写真:トン・ハイ(Thong Hai)