26日、ハノイでルオン・クオン国家主席は、第2回ASEAN未来フォーラムに出席するためベトナムを訪問中のマレーシアのアンワル・イブラヒム首相と会見しました。
席上、両首脳は、両国関係が着実かつ実質的に発展し、貿易・投資、労働、教育・人材育成、人的交流などの分野における協力が活発に進められていることに満足の意を表明しました。また、国防・安全保障、グリーン開発、デジタルトランスフォーメーション、石油・ガス、水産業、ハラール食品、観光などの分野を中心に、両国の協力の潜在力は大きいとの認識で一致しました。
さらに、地域と国際情勢について意見交換を行い、ASEAN、国連、APEC=アジア太平洋経済協力会議などの地域および国際フォーラムでの両国の緊密な協力を高く評価しました。
ベトナム東部海域(南シナ海)問題に関しては、ASEANの共通の立場を維持し、関係各国と連携していくことで合意しました。そして、DOC=海上行動宣言の完全かつ厳格な履行を確保するとともに、国際法、とりわけUNCLOS =1982年国連海洋法条約に則った、実効性と効果のあるCOC=海上行動規範の交渉を推進することで一致しました。
(VOVWORLD)