既にお伝えしましたように、19日から21日にかけてドミニカ共和国のルイス・アビナデル大統領の招きに応え、ファム・ミン・チン首相は同国を公式訪問しました。
今回の訪問は、両国の外交関係の深化をはじめあらゆる分野における友好協力関係の強化を目指し行われました。これを機に、ベトナムとドミニカは共同宣言を発表しました。
共同宣言で、ベトナムの首相がドミニカを訪問するのはこれが初めてであり、両国の友好関係・特別な団結の更なる深化における歴史的な節目となることを強調しました。両指導者は両国関係の促進の方向性を目指しハイレベル対話体制を引き続き促進していきたい意向があると表明しました。
両国は貿易や生産、投資、農業、エネルギー、電気通信、デジタルトランスフォーメーション、建築、教育訓練、文化、観光などの主要分野で協力を拡大する余地が多いと強調するとともに、両国間の貿易・投資振興を強化し相互の市場へアクセスするよう双方の企業の輸出製品に好ましい条件を提示することで一致しました。
また、両側は、重要な二国間文書および投資促進・保護協定を早期に締結するための交渉プロセスに着手すると明らかにしました。 さらに、両国は、ラテンアメリカとカリブ海諸国、東南アジアおよびアジア太平洋地域との各国の関係に関するビジョンを共有するとともに、多国間主義と国際法を重視し、国連の中心的な役割を促進し地域と国際的な場において相互支援を強化するとのコミットメントを再確認しました。
(VOVWORLD)