文化

19世紀のハノイ通りの郷愁

昔タンロンであったハノイはベトナム全国の政治、経済、文化と教育の中心であり、民族文化のシンボルであり、ベトナム人の誇りでもある。この間、ベトナム国家文書記録局と在ベトナムフランス大使館はハノイ市民が19世紀初期と20世紀タンロン‐ハノイの歴史、文化、郷土とその人民たちのことを理解できるように「ハノイ通りの郷愁」と題された展示会を開催した。
展示会は、2018年12月31日まで、ハノイ‐ヴーファムハム通り 18番地、第一国家記録保管センターで開かれる予定である。

今回の展示会で紹介される130点の文書、写真、地図などを通じて、ハノイの市民たちの日常生活、文化、宗教などが展示される。ここへ来ると、観光客は昔のハノイ36通りの旧市街、特別な建築とその規模を知り、旧ハノイ城、ベトナムの最初の大学である文廟‐国士監、多くの歴史遺跡が残るタイ湖周辺、ホアンキエム湖のテフック橋、タップルア(亀の塔)、ゴックソン殿などの模型が見学できる。

ハノイについて紹介する魅力的なモノクロ写真とビデオクリップを通じて、人々は昔のタンロンと今のハノイについての歴史を詳しく知ることができる。

越‐仏外交関係45周年樹立記念日にあたり、ベトナム国家文書記録局は在ベトナムフランス大使館と協力し、
「ハノイ通りの郷愁」と題された展示会を行った。



展示会の開幕式に出席するベトナム国家文書記録局のダン・タイン・トゥン局長、在ベトナムフランス大使館のBertrand Lortholary大使


ハノイの歴史に関する100点の資料、イメージ、現物品を紹介する展示会


タンロンに関する多くの資料に興味を持つ観光客


展示会を通じて、みんなは19世紀から20世紀の中期までのタンロンの歴史、文化、郷土、人々のことが理解できる。


展示会で紹介される現物品、資料


人々にはじめて紹介される多くの資料


当時のハノイの貴重な写真


展示会で紹介される現物品


展示会を訪問する人々

 

ベトナム国家文書と記録局のグエン・トゥー・ホアイ副局長は「古い資料のため原本の保護のため、本物だけを紹介しました。大部分のオリジナル資料はベトナム国家文書記録局の国家保管センター1で保存されている。

展示会はフランス植民地の西側の市街、ハノイ旧市街、ハノイ城とその周辺地域の3つのテーマに分けられている。それぞれのテーマのイメージは現物によって表わされている。それはフランス植民当時の地図、フランスが建設したオペラハウス、にぎやかなショッピングモール、ハノイ旧市街、シクロ、ハノイ駅、ハノイ城、テーフック橋、ハノイ郵便局などである。

科学と歴史分野のグエン・ヴァン・タム博士は「ハノイ通りの郷愁」はハノイの発展過程の貴重な資料だけでなく、今のハノイの建設に関わった多くの世代の貢献を尊重するものであります。」と述べた。

Albert Sarraut高校(今はチャン・フー高校)の同窓生会のチャン・フウ・クアン副会長は「Albert Sarraut高校は昔東洋で一番知られ、ハノイで1919年で設立され、1965年で解散されました。東洋でよく知られる人物はAlbert Sarraut高校を通りました。」と述べた。チャン・フウ・クアン副会長は「ハノイ通りの郷愁」と題された展示会を訪問する時、とても感動し、多くの思い出がよみがえた。外国に住んだことがあるチャン・フウ・クアン副会長とその友達にとって展示会が貴重なイベントであるという。

多くの国内外の観光客は展示会を通じて、特別な価値を有する資料、ハノイの歴史、文化、企画、建築について研究する工事が理解できる。
文:ビック・ヴァン
撮影:ヴィエット・クオン


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