21日午前、ハノイで、身体障碍者に関する国家委員会はWB=世界銀行と協力して、「ベトナムにおける身体障碍者への雇用創出の実情と対策」をテーマとしたセミナーを行いました。
労働傷病軍人社会事業省の統計によりますと、現在、ベトナムでの身体障碍者の数はおよそ630万人だとしています。15歳以上の健常者の就業率は60%ですが、身体障碍者の就業率は36%にとどまっており、身体障碍者の雇用は身体障碍者本人の生活水準の改善に寄与するだけでなく、雇用創出における平等を示し、社会保障の確保に貢献するとされています。ハノイ市ホアンマイ地区の身体障碍者協会のフアム・クアン・クアット会長は次のように語りました。
「身体障碍者の就労は身体障碍者が収入を得られるだけでなく、身体障碍者の社会共同体への参加を促します。そのほか、身体障碍者が雇用の機会を得ないことは労働力の損失です。身体障碍者が自分の身体能力に見合う仕事をすることで社会的責任を果たすことができるのです」
セミナーで、身体障碍者に関する国家委員会とWBの専門家は雇用創出を含め、身体障碍者に適用する規定や政策を明らかにするとともに、今後、身体障碍者の政策や体制の完備を目指す対策を討議しました。
ソース:VOV