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若者の役割に焦点を当てた2024年国際移民デー記念イベント開催

19日、ハノイで(IOM)国際移住機関は12月18日の国際移民デーを記念したシンポジウム「移住の旅・感動の足跡」を開催しました。移民や若者の代表、国際機関関係者など180人以上が参加しました。

ベトナム常駐国連調整官のポーリン・タメシス氏は基調講演で、若い移民たちが今日の複雑化する世界情勢の中で、正しい道筋を見出せるよう、社会全体で支援していく必要性を訴えました。

また、IOMベトナム事務所のケンドラ・リナス代表は、移民問題の解決には若者の参画が不可欠だと強調しました。若者たちの声やアイデア、行動力が、移民政策の策定に重要な役割を果たすとともに、ベトナムの持続可能な開発目標の達成にも貢献していると述べました。

一方、ベトナム外務省領事局のファン・ティ・ミン・ザン副局長は、ベトナムの現状について報告しました。毎年約10万人が海外で就労し、1万人以上が留学していることを明らかにしました。同副局長は、増加傾向にある移民に対応するため、政府が安全で秩序ある移住の促進と非正規ルートの防止、移民の権利保護に取り組んでいると説明しました。各国・国際機関との連携強化や、(GCM)「安全で秩序ある正規の移住のためのグローバル・コンパクト」の着実な履行にも力を入れていることを強調しました。

(VOVWORLD) 


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