25日午前、政府本部で、自然災害予防対策担当国家指導委員会の委員長を務めるレ・バン・タイン副首相の主宰の下で、2022年の自然災害予防対策と捜索救難に関する全国会議が行われました。

会議でなされた報告によりますと、2021年、ベトナム国内では、12件の台風と熱帯低気圧、326件の雷雨、竜巻、170件の洪水、鉄砲水、土砂崩れ、139件の地震が発生しました。これらの自然災害により、108人の死者・行方不明者、95人の負傷者が確認されています。今年は、ベトナム東部海域で約10～12件の台風と熱帯低気圧の発生が予測される一方、雨量も全国規模で増加する傾向があり、豪雨発生の恐れもあります。

会議で発言に立ったタイン副首相は、自然災害の予防対策をしっかりと行うためには、自然災害予防対策の刷新、自然災害の監視・予報・警報能力を向上する必要があると述べました。また、全国規模での自然災害予防対策計画を直ちに点検、調査することも重要だとしています。