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米WTI約20%高、協調減産加速への期待や中東情勢巡る警戒感で

(VOVWORLD) - 主要産油国が新型コロナウイルス流行を受けた需要の落ち込みに対応する協調減産を加速に向けた動きが材料視されました。

23日の取引で原油先物は続伸し、WTI先物は約20%高となりましたた。主要産油国が新型コロナウイルス流行を受けた需要の落ち込みに対応する協調減産を加速に向けた動きが材料視されました。

清算値はWTI先物が2.72ドル(19.7%)高の1バレル=16.50ドルです。北海ブレント先物も0.96ドル(4.7%)高の21.33ドルです。

クウェートはこの日、協調減産の開始日となる5月1日を待たず、国際市場向けの原油供給の削減を開始したことを明らかにしました。OPEC=石油輸出国機構とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は今月、5─6月に日量970万バレルの減産を行うことで最終合意しました。

中東情勢を巡る警戒感も原油価格押し上げに寄与しました。アメリカのトランプ大統領は前日、「イランの小型砲艦が海上でアメリカの戦艦に嫌がらせをしてくれば、それら全てを撃沈して破壊するようアメリカ海軍に指示した」とツイッターに投稿しました。

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