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米誌タイム「今年の人」にAI設計者ら 「人類に驚きと不安もたらした」と評価

アメリカの雑誌タイムは11日、毎年恒例の「今年の人(パーソン・オブ・ザ・イヤー)」に「人工知能(AI)の設計者たち」を選んだと発表しました。

同誌のサム・ジェイコブス編集長は、今年はAIを「想像し、設計し、構築した人々ほど大きな影響を与えた人物はいない」と述べ、選定理由を説明しました。そのうえで、AI開発者らが「人類を驚かせ、不安にさせた」だけでなく、「現在を変革し、可能性を超越した」と評価しています。

カバーストーリーでは、この1年でAIが世界をどのように変えたのか、さまざまな角度から取り上げています。また、AIブームを牽引する半導体を手がけるアメリカのエヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)や、AI企業に投資するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長のインタビューも掲載しています。

一方で、アメリカ・カリフォルニア州で自殺した16歳の少年の両親が、生成AIとのやり取りが原因だったとして、チャットGPTを運営するオープンAIを提訴した事例など、AIの負の側面にも言及しています。(ロイター)

(VOVWORLD)


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