現地時間11日、ベネズエラの暫定大統領デルシー・ロドリゲス氏は、首都カラカスでアメリカのクリス・ライトエネルギー長官と会談し、両国のエネルギー協力を推進する方針を確認しました。これはアメリカ・ベネズエラ関係における重要な転機とみられています。アメリカの長官の訪問は、30年ぶりにアメリカ高官がエネルギーをめぐる協議のためベネズエラを訪れたものです。
アメリカのクリス・ライトエネルギー長官(左)と握手するベネズエラの暫定大統領デルシー・ロドリゲス氏(写真:REUTERS/Leonardo Fernandez Viloria)
会談では、石油・天然ガス・電力などのエネルギー分野での共同プロジェクトや投資の促進について意見が交わされました。アメリカ側は、今年中にベネズエラの原油や天然ガスの生産体制の大幅な増強を支援する用意があると表明しています。ライト長官は、この取り組みが雇用や賃金、国民生活の向上につながるだけでなく、アメリカや西半球全体の利益にも寄与すると述べました。
ロドリゲス氏は、持続可能なエネルギー協力が両国の外交関係を前進させる原動力になるとの考えを示しました。また、アメリカはこれまでの石油禁輸措置を事実上緩和し、アメリカ企業の投資を促すための新たなライセンス発行などを進めています。
こうした動きは、長年の緊張関係の後に両国が経済協力の新たな枠組みを模索していることを示しており、ベネズエラのエネルギー産業の復興と地域経済の安定化に向けた期待が高まっています。
(VOVWORLD)