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第37回ASEAN首脳会議を準備

12日~15日にかけて行われる予定の第37回ASEAN首脳会議と関連会合を準備するため、10日、ASEAN2020議長国であるベトナムの主催により、ASEAN外相会議をはじめ、第22回ASEAN政治・安全保障共同体評議会、第28回ASEAN調整委員会、第19回ASEAN経済共同体評議会などがオンライン形式で行われました。
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ASEAN外相会議で外相らは「新型コロナ禍により、多くの試練や困難、伝統的と非伝統的安全保障問題が浮上し、大国間の競争が激化している中でASEANは共同体の構築に成功し、地域における中核的な役割を確保している」と強調しました。ベトナム東部海域問題に関し、外相らはDOC=海上行動宣言の完全履行、国際法と1982年国連海洋法条約に見合うCOC=海上行動規範の早期作成を呼びかけました。
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この機に、コロンビア、キューバ、南アフリカの東南アジア友好協力条約への加盟に関するオンライン調印式が行われました。席上、キューバのBruno Rodriguez Parrilla外相は次のように語りました。

「我々は東南アジア友好協力条約に加盟したカリブ最初の国であり、誇りに思っています。この調印式はグローバルな試練、中でも新型コロナへの対応を目指す団結と協力の価値を示しています。我々はASEAN諸国との協力分野の拡大に注目しています。その中で、バイオテクノロジー、薬品、医療サービスの提供、スペイン語教育、文化・スポーツ、気候変動対応などに集中する方針です。」
第37回ASEAN首脳会議を準備 - ảnh 3 トゥアン・アイン大臣
一方、第19回ASEAN経済共同体評議会で、2025年までのASEAN経済共同体の構築に関する総合計画の実施状況が点検されました。席上、ベトナム商工省のチャン・トゥアン・アイン大臣は次のように語りました。

「今年、ASEANの経済は新型コロナ禍でかなり深刻な影響を受けました。国境を越える投資・貿易活動が停滞しています。経済協力や投資・貿易の推進や、バリューチェーンの維持、加盟諸国間の発展格差の是正を目指し、新たな戦略を定め、世界経済に完全に参入する必要があります。我々は共同体としての力を発揮し、困難を乗り越え、経済成長を促進することができると確信します。」
ソース:VOV

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