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第13期ベトナム共産党中央委員会第12回総会 閉幕

第13期ベトナム共産党中央委員会第12回総会が、18日から19日までの2日間にわたりハノイで開催され、19日午後、閉幕しました。

会議では、第14回党大会の準備と新時代における国の持続的な発展を支える戦略的かつ長期的意義がある3つの重点内容について討議が行われ、高いコンセンサスが得られました。

閉幕のあいさつでトー・ラム書記長は、第14回党大会に提出される文書作成の方向性について強調し、その中で、政治報告書の新しい草案は、これまでの成果を継承しつつ革新性を持ち、特に政治・経済・文化・社会・国防・安全保障・外交分野における際立った成果を正確に反映すべきだと述べました。

さらに、報告書では、第14期任期の目標だけでなく、2045年、2050年、さらにはそれ以降を見据えた長期ビジョンを提示し、「党創設100周年」「国家建国100周年」という2大節目と連動させることが求められました。その上で、科学技術、イノベーション、デジタル転換、高度人材育成、国際統合の優位性を最大限に活かすことが新たな成長の原動力となると指摘しました。

党の建設と刷新、汚職・浪費・不祥事との闘い、個人主義・利益集団・思想・倫理・生活様式の腐敗との闘いの重要性も強調されました。また、権力監視の強化、党の指導・統治能力の向上、国家統治力の強化、政治体制における組織運営能力の向上も課題として示されました。

中央委員会は、制度改革を「突破口」であり「核心的な原動力」と位置づけ、急速かつ持続的な発展を後押しするものと評価しました。トー・ラム書記長は、各部門、各機関に対し、現行法制度の見直し・修正を主導し、整合性と透明性のある法制度を構築するよう指示しました。

第14回党大会に向けた人事方針についても、トー・ラム書記長は「科学的・民主的・透明性を持って厳密に進めるべき」とし、党の規定と民主集中制の原則を厳守し、国民・国家の利益を最優先に据えるべきと強調しました。

最後に、トー・ラム書記長は「我が国は新たなチャンスと同時に大きな試練の時代に立っている」と述べ、全党・全軍・全国民が発展への信念と熱望を持ち、全面的な改革の決意を新たにし、平和で強く、豊かで幸福なベトナムを共に築いていこうと力強く呼びかけました。

(VOVWORLD)


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