希少で絶滅の危機に瀕する野生動物の保護活動は、生物多様性資源の持続可能な活用と結びつけ、その潜在的価値を最大限に生かし、地元住民の生計を確保する必要があります。
これは、17日、ハノイで行われた会議で、チャン・ホン・ハー副首相は森林植物および希少・絶滅危惧種の野生動物の管理に関する政令案と「絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引に関する条約(CITES)」の履行に対する意見集約に際し、強調した内容です。
ハー副首相は、法律の実効性を確保するため、行政的、経済的、ひいては刑事的な措置を含め、希少・絶滅危惧種の野生動植物の違法な採取、取引、利用を根本的に解決する必要があると指摘しました。さらに、政令には国民の意識向上を規定する条項を設け、学校教育を通じて希少・絶滅危惧種の野生動植物の取引や利用に関する啓発を強化することが求められると述べました。
農業農村開発省の報告によりますと、今回の政令案は「絶滅の恐れのある野生動植物の国際取引に関する条約」の最新の改正内容を適時に反映したものとなっています。
(VOVWORLD)