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生物多様性の保存と観光発展を両立

 ベトナムには、自然保護地区が180ヶ所以上あります。統計によりますと、観光客の3割がこれらの自然保護地区を訪れています。

ベトナム中部港湾都市ダナンで開催中の第6回GEF=地球環境ファシリティ総会の一環として、26日午後、同市で、ベトナム資源環境省はWB世界銀行と協力して、「生物多様性の保存と持続可能な観光の発展」と題するセミナーを行いました。

このセミナーは、生物多様性の保存や、自然の美しさを活用する観光の発展などに関する経験を交換すると共に、生物多様性の保存と持続可能な観光の開発における国際協力を強化することが狙いです。

セミナーで、世界銀行のアクセル・ヴァン・トロッツェンバーグ副総裁は次のように語りました。

「世界銀行は、持続可能な観光発展と生物多様性の両立を目指す長期的な措置を見出したいと思います。ベトナムは、生物多様性が高い国の一つで、生物多様性の保存に力を入れなければなりません。観光の大きな潜在力を生かすと共に、生物多様性の保存という目標の実現のために全力を尽くす必要があります。要するに、生物多様性の保存は、経済発展に役立つのです。」

なお、ベトナムには、自然保護地区が180ヶ所以上あります。統計によりますと、観光客の3割がこれらの自然保護地区を訪れています。また、2016年、観光からの収益は180億ドルにのぼっており、ベトナムのGDP国内総生産の9%を占めています。
ソース:VOV

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