カントー市の「オック・オム・ボック、ゲーゴーボート祭り2025」の一環として、3日夜、マスペロ川で、ロイプロティップ(灯籠流し)およびカハウ舟の披露会が開催され、市民や観光客多数が訪れました。
クメール族の人々の信仰によりますと、オック・オム・ボック祭における「灯籠流し」の儀式は、農耕民の信仰や宗教的な色彩を強く反映しており、自然への感謝、すなわち人々の生活を守り、恵みをもたらしてくれた自然への恩に報いる意味が込められています。
灯籠流しやカハウ舟の披露は、クメール族の美しい伝統文化の価値を称えるものであり、民族文化遺産の保存・継承への意識を高め、また、国際化と発展の時代における住民の精神文化的な需要に応えることを目的としています。
カントー市の文化スポーツ観光局のグエン・ミン・トゥアン副局長は次のように語りました。
(テープ)
「ロイプロティップ(灯籠流し)とカハウ舟の披露は、クメール族にとって大きな意義を持つ重要な行事であり、クメール族の信仰心と美しい伝統文化を示すものです。
今年は、カントー市の文化スポーツ観光局が各寺院や地方行政府と連携し、この活動に参加するために取り組んでいます」
(VOVWORLD)