地方の潜在力

水流式養殖法

フンエン省ミーハオ郡ホアフォン町のHoa Phong(ホアフォン)水産物協同組合は、水産物の養殖に新たな形式の養殖方法を応用し、池の中に川の流れを作る典型的な養殖方法を実施した。これにより毎年の売り上げ高は数百億ドンに達した。

ホアフォン水産協同組合の指導者であるドー・ティー・タムさんによると、VietGap基準と水流式養殖モデルはアメリカのCargill会社の専門の技術者によりミーハオ郡のセミナーで紹介された。
タムさんは自分の家族の土地10ヘクタールを使って、Cargill会社のテクニカルガイドに従って生け簀に水流式設備を設置した。4種類の魚の養殖生け簀を建設するために、ミーハオ郡とフンイエン省から6億ドンの援助金を受け、タムさんの家族は6つの養殖場を建設し、2005年に、ホアフォン水産物協同組合を設立した。新たな型式を応用した最初の年の生産量は約100トンに達した。


養殖場の水槽に、エアパイプを設置準備をする工員。


水槽の底に設置されるエアパイプシステム。

エアパイプシステム。


養殖場の後部溜まった魚の糞を吸い上げるポンプ。

養殖場区域

数多くの国内外の養殖業者の代表団はホアフォン水産物協同組合を訪問し、養殖場の流水式設備を見学する。

ヴー・ズイ・ハオ氏-ホアフォン水産物協同組合は、養殖をする人に新しい技術である流水式を紹介し指導した。ハオ氏によると、新技術の養殖法では、魚の身が多く臭いもなく従来の養殖方法で育った魚とは違う。水流式養殖は、養殖に架かる経費を抑え、質の良い魚が生産できる。その他に、ホア・フォン水産物協同組合は、アメリカから飼料を輸入し、魚の成長段階を詳しく監査することによって、出荷に適した魚が調整できる。


フンエン省、ミーハオ郡におけるホアフォン水産物協同組合経営の養殖場に作られた流水式で養殖されるジエウホン魚


養殖池の中に川を作る形式で養殖される魚は良質である。

流水式によって養殖されるジエウホン(ベトナム名)魚
ホアフォン水産物協同組合は流水式で鯉を飼う。

ホアフォン水産物協同組合は16ヶ所の養殖場がある。ホアフォン水産物協同組合の毎年の生産量は、約200トンに達し、Big‐Cスーパー、アンヴィエットスーパー、ドアンティーディエム学校に供給される。同時に、組合は各省や都市にも供給される。
組合は新たな技術を応用した養殖場として典型的なモデルになる。

文:ガン・ハー(Ngan Ha)-コン・ダット(Cong Dat)


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