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枯れ葉剤裁判にフランス市民から支持の輪が広がる

5月7日、パリの控訴裁判所で、ベトナム系フランス人のチャン・ト・ガさんが、ベトナム戦争中アメリカ軍に散布された枯れ葉剤を製造・販売した企業14社を相手取った長年の裁判が4時間に渡って行われました。

フランス人弁護士ベルトラン・レポルトさんとウィリアム・ブルドンさんが自主的に代理人を務め、アメリカ企業の司法免責を主張する論理を一蹴しました。つまり、これらの企業は枯れ葉剤の危険性を認識しながら、自主的に無視し続けてきたというのです。したがって、アメリカ政府の「後押し」があったとしても、法的責任は免れないと訴えました。法廷を視察したフランス議会財務委員会のエリック・コクレル委員長は次のように語りました。

(テープ)

「枯れ葉剤がベトナムに長年散布され、少なくとも500万人に永続的被害を与えたのは、人道に対する罪であり、決して許されるものではありません。この訴訟は重要な闘いなのです。ですので、私はフランスの議員として、以前トロカデロ広場でそうしたように、今日もここに来てチャン・ト・ガさんを支持します」

チャン・ト・ガさん自身も次のように話しました。

(テープ)

「枯れ葉剤被害者のための正義を求める私の闘いは、日に日に認知が広がり、支持者が増えてきています。これにより、さらなる確信が持てるようになり、この長期戦に勇気が湧いてきます。控訴審はこれからも何年にもわたる闘いの第一歩に過ぎません」

パリ控訴裁判所は8月22日に判決を言い渡す予定です。

(VOVWORLD) 


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