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新型コロナウイルスの死者 世界で1万人超える

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続き、これまでに死亡した人の数は世界で1万人を超えました。このうち、イタリアでは死者の数が4800人に上るなど、ヨーロッパを中心に深刻な状況が続いています。

WHO=世界保健機関の発表などによりますと、新型コロナウイルスでこれまでに死亡した人の数は、1344人増えて1万1184人と、世界で1万人を超えました。

死者の数の内訳をみてみますと、各国政府の発表で、イタリアが4825人、中国が3255人、イランが1556人、スペインが1326人などとなっています。

このうちイタリアでは、1日としては最も多い793人が亡くなり、感染者の数も6557人増え、5万3578人に上りました。

こうした事態を受け、イタリアのコンテ首相は21日、テレビ演説を行い、社会が機能するために最低限必要な商品の生産・販売やサービスの提供以外の活動を大きく制限するなど、全土での外出制限を一層厳しくすると発表しました。

一方、スペインでも1日で5000人近く新たに感染者が確認され、感染者の数は2万4926人にまで増えました。

スペインのサンチェス首相はテレビ演説で、「残念ながら、最悪の時はこれから来る。まだ困難な日々が続くだろう」と述べ、今後も感染拡大が続くという見方を示しました。

このほか、フランスやドイツでも1000人以上の新たな感染者が確認されていて、ヨーロッパを中心に深刻な状況が続いています。
ソース:VOV

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