4月22日夜、ハノイのミーディン国立競技場で、「北と南の誓い」をテーマとした政論・芸術イベントが開催され、党中央宣伝教育大衆工作委員会のグエン・チョン・ギア委員長、ファン・バァン・ザン国防大臣が出席しました。
イベントは、2700平方メートルの広い実景舞台で展開され、北部と南部を示す二つのエリアが互い違いに配置され、その中央にはベンハイ川にかかるヒエンルオン橋の形が飾られました。最新のサウンドスケープ立体音響システムが用いられ、レーザー光線による印象的な大パノラマ効果と組み合わされました。その演出は、チュオンソン山脈を挺進する隊列、独立宮殿に進撃する戦車、ベンハイ川の波を切り裂き進む船などを描き出しました。芸術パフォーマンスは、民族の輝かしい闘争の時代を想起させ、祖国の独立と自由のために犠牲になった人々への深い感謝のメッセージを広げました。
イベントのハイライトは、元戦場を巡る120人の復員軍人たちの出演による「北と南の誓い」の旅でした。彼らは北部のハノイを出発し、タイグエン省、ビンフック省、南部のテイニン省、ホーチミン市といった、かつて兵士たちの足跡が刻まれた場所を巡りました。
政論・芸術イベント実行委員会である軍隊ラジオ・テレビセンターのファム・ヴァン・トゥー所長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「イベントのハイライトは、チュオンソンルートの戦場に参戦した戦車装甲車による実景パフォーマンスでした。ここでは、歴史物語と実景パフォーマンスが巧みに融合されており、若い世代の視聴者は、民族全体の決意、そして平和の尊さを理解するための戦争の悲惨さを感じ取ることができた上で、その精神を受け継ぎ、祖国の建設と発展に邁進する決意を新たにすることでしょう。」
なお、イベントの終演後、視聴者は15分間にわたる花火のアートを、「大勝利の喜ばしい日にホーおじさんがいるようだ)」の旋律に合わせて堪能しました。
(VOVWORLD)