21日午前、ハノイで、ファム・ミン・チン首相の主宰のもと、経済成長に関する党中央委員会の結論、国会と政府の決議を実現するための政府と各地方行政府との会議がオンラインと対面の両方式で開かれました。今回の政府と各地方行政府との会議は、政府の再編が実現された後、また、2025年度の8％以上のGDP成長目標値を達成する為の方策を点検、推進する目的とした第15期国会第9回臨時会議が開催された直後に行われたものです。
会議で発言に立ったチン首相は、「中所得国の罠から抜け出し、戦略的目標を達成するには、今から2045年までの間に、GDPの高い成長率を持続的かつ連続的に維持しなければならない」と訴えました。また、向こう数年間の二桁成長の前提を生み出すには、2025年のGDP成長率はかならず少なくとも8％を達成しなければならないとしました。 

チン首相によりますと、これは、特に重要な任務である一方、とても難しい任務でもあります。ですから、政治システム、産業界、全国民は一丸になって、断固とした決意でこの任務を遂行しなければなりません。

チン首相は次のように述べています。

(テープ)

「全国の2025年度の8％以上のGDP成長目標を達成するためには、すべての省庁・部局、地方、部門、国有企業、外資系企業、集団経済セクター、民間経済セクターなども8％以上の成長率を達成しなければなりません。同時に、持続可能な高い成長率、安定したマクロ経済の維持、インフレの抑制、社会の進歩、公平、社会福祉の確保、環境の保全を実現し、単純な経済成長を追及するために社会の進歩、公平、社会福祉を犠牲にしない方針です」

さらに、チン首相はGDPの高い成長率を保つには、従来からの原動力を革新するとともに、デジタル経済や、グリーン経済、共有経済、循環経済、知識経済といった新しい成長モチベーションを推進し、海洋空間、地下空間、宇宙空間などの新しい開発空間を開拓する必要があると明確に示しました。

(VOVWORLD)