建安宮(オン・クアック寺としても知られる)は築約100年の寺で、サ ・デック市(ドン・タップ省)の中心部に位置し、この街の有名な観光名所の一つです。 この寺院は古く、且つ中国文化の典型的な建築様式を持ち、1990年に国家史跡として認定されました。
建安宮(オン・クアック寺としても知られる)は築約100年の寺で、サ ・デック市(ドン・タップ省)の中心部に位置し、この街の有名な観光名所の一つです。 この寺院は古く、且つ中国文化の典型的な建築様式を持ち、1990年に国家史跡として認定されました。
ドン・タップ省サ・デク市の中心部に位置し、約100年の歴史を持ち、中国の特徴が染み込んだ古代建築の建安宮 (オン・クアック寺としても知られる) 。
調査によると、建安宮は祖先を崇拝し、コミュニティにおける中国人同士の絆を繋ぐために、サ・デックに移住して定住した福建省 (中国) の中国人グループによって1927年に建てられました。建安宮からはカイ・ソン運河を直接眺めることができ、雄大で荘厳な「工字型」で建てられています。寺の正面は3つの本殿が調和するように設計され、屋根は陰陽瓦が波竜の形で葺かれ、3つの屈折した波の頂きが高く舞い上がり、その6つの波の頂きの端は小さな形をした豪奢な6つ宮殿で、困難を克服し成功する精神の象徴と考えられています。
この寺の特徴は、内部を鮮やかな色彩で装飾した荘厳で華麗な建築様式で、礼拝空間が明確に区切られ、レンガの壁と瓦屋根の古風な建築が時代とともに彩られてきました。寺の屋根には4つの小さな水平塔があり、塔の中には仙女、仏陀、神の像が安置され、屋根の中央には月に向かう2頭の龍の像があります。正面玄関の両側には2つの大きな緑色の石の麒麟、左右にはドアを守る2人の神 (善と悪) の絵があります。本堂の内部には天窓があり、そこから光と換気が行われ、寺は常に明るく風通しが良くなります。特に、天窓は、世界中から多くの人が寺を訪れる大型連休中に、線香の煙を素早く取り除くのに役立ちます。壁には、教育的で深い意味を持つ古い物語の絵がたくさんあります。
本殿の中央には郭旺(広沢王)の祭壇があります。郭翁は中国人民と国家に多大な貢献をし、中国人から聖人として崇拝されました。向かい側には関帝の像があり、両側には光り輝く武器が二列に並んでいます。本堂の両側には参拝客を迎える東回廊と西回廊が設けられています。毎年、この寺では2つの盛大な儀式が開催されます。2月22日(旧暦)は郭翁の誕生日、8月22日(旧暦)は悟りを開いた日で、寺では非常に厳粛な奉納儀式が行われ、多くの人々が参列し、祈りを捧げます。
建安宮の近くにはフイン・トゥイ・レーの古代邸宅、サデク花園、あるいは天后廟、フオン・トゥ寺などの他の古代遺跡があり、平和なサ・デク市の絵を描くことに貢献してきました。詩的なティエン川沿いに位置するこの古代の場所は、国内外からサ・デクを訪れた観光客のほとんどが参拝したいと思う観光地でもあります。
文:ソン・ギア
撮影:グエン・ルアン/ベトナムフォトジャーナル
訳者:ソン・タム・クエン