特に、会議ではADMMの「共に平和、安全、自立のために」というビエンチャン共同宣言が採択されました。共同宣言は、地域的および世界的な平和と安定に影響を与える地政学的および戦略的地政学的要因によって引き起こされる複雑さを認識しています。文化的および社会的変化、経済成長に伴う気候変動、エネルギー不安と食物不足の影響を含む伝統的および非伝統的な安全保障問題、世界的な衰退と情報通信技術の進歩は地域内外の平和、安定、社会に対する課題を引き起こし続けています。
2024年2月20日から25日までチャンギ エキシビションセンターで開催された
第9回シンガポール航空ショー(シンガポールエアショー2024)に出席するベトナム人民軍副総参謀長のファム・チュオン・ソン中将が率いるベトナム国防省代表団。
撮影:ベトナム通信社
共同宣言は、地域安全保障構造におけるADMMとADMM+の重要性を強調し、ASEANを中心とした戦略的対話と実際的な防衛協力の枠組みを構築しました。ASEANが外向的なコミュニティであることを再確認し、ASEANの対話パートナーや友人との協力を、信頼と相互の信頼を促進するための誘導メカニズムを通じて重視します。平和と安全を維持し、地域内外で自己依存を促進するという共通の目標に貢献します。
共同宣言はASEANの中心性と連帯の役割を強化し、国民の利益のために国際法に従って地域構造を維持する上で、国連憲章、ASEAN憲章、東南アジア友好協力条約(TAC)に謳われている基本原則と目的の遵守を再確認するものです。国民の利益のために国際法に従い、ASEANの中心的な役割は、パートナーとの防衛協力、安全保障協力、信頼醸成措置を強化する主な原動力なります。外部パートナーと協力してASEANを導くためのインド太平洋に関するASEAN展望(AOIP)の重要性を再確認しました。
共同宣言はミャンマーに関する5項目合意の完全な実施を支持し、現状に対する平和的かつ永続的な解決策を見つけるというミャンマーのコミットメントを改めて宣言しました。
共同宣言は「東海における当事国の行動に関する宣言(DOC)」の完全かつ効果的な履行と早期署名を通じて、東海を平和で安定した豊かな海にするための平和的かつ建設的な協力への全当事者の決意を改めて表明しました。1982年国連海洋法条約(UNCLOS)を含む国際法に従って、東海における効果的かつ実質な行動規範(COC)を制定します。
- 文:ベトナムフォトジャーナル
- 撮影:ベトナム通信社
- 訳者:ソン・タム・クエン
- デザイン:ダン・ティエン