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安保理改革 差し迫った課題=ベトナム

(VOVWORLD) - 17日、国連安全保障理事会で安保理の改革が取り上げられました。席上、出席者は国際情勢が複雑に推移している背景の中で国際平和と安全保障を維持するため、安保理を改革する必要性を確認しました。

ベトナムのダン・ホアン・ザン国連大使はグローバルな課題を適切に解決するため、安保理の改革を支持し、同機関の代表権、民主性、透明性、効率性の確保を目指すと強調しました。また、地域グループ、特に発展途上国グループの公正な代表権を確保するため、安保理常任理事国、および非常任理事国を拡大する必要があるとしています。

なお、安保理の構成は、1965年に非常任理事国数が国連発足当初の6か国から10か国に増え、合計15か国となったものの、常任理事国の数は変わっていません。冷戦の終結を受けて、国際社会の平和と安全について国連が主導的な役割を果たせるよう、安保理の機能強化を進めるべきとの議論が高まり、1993年に国連総会決議により安保理改革に関する作業部会(OEWG)が設立されました。


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