ニュース

外国人投資家、ベトナムの投資環境に関心を寄せる

22日に行われた政府と外国人投資家との会合で、外国企業協会は世界での投資の今後の動向を予測するとともに、ベトナムの投資環境を評定しました。

計画投資省によりますと、22日に行われた政府と外国人投資家との会合で、3社の外国企業はベトナムへの投資計画を紹介しました。これらは、韓国の投資家による16億ドル相当の重工業とロジスティクスプロジェクトや、ドイツの投資家による15億ドル相当の再生可能エネルギーを使用するグリーン生産プロジェクト、日本の投資家による6億ドル相当の医療設備生産プロジェクトです。

会合で、外国企業協会は世界での投資の今後の動向を予測するとともに、ベトナムの投資環境を評定しました。

ユーロチャム=在ベトナム欧州商工会議所のガボル・フルイト会頭は、「ベトナムはいくつかの障壁に直面しているにもかかわらず、投資分野において『ライジングスター』と見られている」との見解を示し、「在ベトナム欧州企業共同体は持続可能開発とグリーン経済を目指し、強靭な国づくりでベトナム政府とともに歩み、協力を強化していく用意がある」と強調しました。

一方、ジェトロ=日本貿易振興機構ハノイ事務所の中島丈雄(なかじま・たけお)所長は、「日本企業はベトナムに投資する用意がある。調査対象となった企業の47%は今後1 ~ 2 年でベトナムでの事業を拡大する予定である」と明らかにし、「ジェトロは日本とベトナムとの協力を促進している」と述べ、北部クアンニン省、タイビン省、中部タインホア省へのFDI=外国直接投資が増加することへの希望を表明しました。

他方、在ベトナム韓国企業協会のホン・ソン会長は、「現在、ベトナムに進出した韓国企業の数はおよそ9000社となり、昨年の貿易総額はおよそ877億ドルに達した」と明らかにしました。また、「サムスン電子は製造業に20億ドルの追加投資を行い、昨年末から、ハノイで同社の東南アジア最大の研究開発センターを開設した」とし、「LG電子や、LGディスプレー、LGイノテックは、ベトナムを電気自動車用電池や、電子製品、家具を生産するグローバルな拠点へ発展させるため、投資を拡大する」と通知しました。

計画投資省のグエン・チー・ズン大臣は、「投資ブームを迎えるため、ベトナムは資金調達の課題解決、『国民と企業を中心に置く』という方針に基づく投資家の信頼醸成などに力を入れる」と明らかにしました。

  (VOVWORLD) 

top