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外務省の定例記者会見

(VOVWORLD) - 10日午後、外務省の定例記者会見がオンライン方式で開催されました。

席上、レ・ティ・トゥ・ハン報道官は、中国海警局の船舶が中国が不法占領しているベトナムのホアンサ群島に属するチトン島の海域に侵入したことに関し、次のように語りました。
(テープ)

「ベトナムは常に、ホアンサとチュオンサの両群島をはじめ自国の海域でのあらゆる活動も監視しています。これまで再三再四強調してきましたように、ベトナムはこの両群島に対する自国の領有権を証明する法的・歴史的証拠を十分に持っています。これは1982年の国連海洋法条約と国際法に合致する、合法的な主権です。」
また、フィリピン軍の参謀総長がベトナムのチュオンサ群島に属するティトゥ島を訪れたことに関し、ハン報道官は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムはチュオンサ群島に関わる自国の主権を侵犯するあらゆる行動にも反発しました。関係各側に対し、ベトナムの国家主権や、DOC=海上行動宣言、国際法を尊重し、情勢を複雑化させる行動をせず、地域の平和・安定に貢献するよう要請します。」
さらに、新型コロナウイルス感染症予防対策を目指すワクチン基金の発足に関し、ハン報道官は、「ベトナムの党と国家は早期に、全国民を対象に無料で新型コロナウイルスのワクチンを接種する目標を設定した」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「このワクチン基金は、ワクチン購入のための財源を管理・使用するためのものです。その財源は国内外の企業・団体・個人が自発的な寄付によるものです。これまで、この基金は多くの企業・団体・個人から義援金を受けました。ベトナムの党と国家はそれらの支援を歓迎し、この基金を効果的に管理・使用することを公約します。」
このように語ったハン報道官は、アメリカのバイデン政権が新型コロナウイルスのワクチン5億回分を約100カ国に提供する方針であることを歓迎する声をあげました。

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