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地雷・不発弾死傷者がいない国を目指して

(VOVWORLD) - 17日、戦後の地雷・不発弾・毒性のある化学物質の被害克服国家指導委員会委員長を務めるファム・ミン・チン首相は2010~2020年期における戦後の地雷・不発弾による被害克服国家行動計画(いわゆる計画504号)の実施状況を総括する会議に出席しました。 席上、チン首相は、「ベトナムは国を守るための闘争を行い、平和を取り戻したが、戦争の後遺症が深刻であり、多大な人的物的被害をもたらしている」と強調しました。

また、「長年、ベトナムは地雷・不発弾による被害を含め戦争後遺症の克服に力を入れてきた」と明らかにしました。今後の任務・方向に関し、チン首相は次のように語りました。
(テープ)

「戦後の地雷・不発弾・毒性のある化学物質の被害克服作業を差し迫った問題とみなしていく必要があります。これは国民の安全・生命の保護や、環境浄化、戦後の地雷・不発弾・毒性のある化学物質による被害を受けた各地方の持続可能な発展に貢献します。また、戦後の地雷・不発弾の危険性を全面的に評定したうえで、今後の具体的な任務を定めなければなりません。さらに、戦後の地雷・不発弾・毒性のある化学物質の被害克服にかかわる政策・法律を点検・改正・補充することも重要な課題です。今後も、この事業に対する各団体と個人の役割を発揮させていく必要があります。」

このように語ったチン首相は、「戦後の地雷・不発弾・毒性のある化学物質の被害を徹底的に克服し、早期にベトナムを戦後の地雷・不発弾による死傷者がいない国にするという目標を達成するように、国内の力だけでなく、国際協力も活用する必要がある」と訴えました。

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