会議ではこの5年で国際統合と国防外交事業が順調に進められ、各国との国防協力が推進され、信頼醸成や友好関係の強化、主権・領土保全の確保、平和な環境の維持、軍事力の向上が図られたとの報告がなされました。

現在、ベトナムは100か国あまりと国防関係を結んでいます。また、多国間国防協力が力強く発展してきました。2020年、ベトナムはASEANの各国防・軍事会議の議長としての役割を全うしました。国連平和維持活動について、ベトナムは南スーダンにおいてレベル２の第1、2、3次野戦病院を運営し、国連より高く評価されました。

席上、国防省のホアン・スアン・チン次官は国際統合と国防外交事業を推進するための主要な措置を取り上げ、次のように語りました。

（テープ）

「独立、自主、平和、友好、協力、全方位、国際関係の多様化、広範な国際統合という対外政策を堅持し、2019年に発表した国防白書に盛り込まれた国防政策を堅持する必要があり、平和な時代に祖国を防衛し、衝突を早くから防止し、国際法に従って平和的措置で紛争を解決する方針を徹底させなければなりません」