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国連総会 新たな会期が開幕 ウクライナ情勢が最大の焦点

(VOVWORLD) - アメリカ ニューヨークの国連本部で国連総会の新たな会期が開幕し、来週からは各国の首脳などによる演説も始まって、活発な国連外交が繰り広げられます。緊張が続くウクライナ情勢の打開に向けて各国がどのような立場を示すのか注目されます。

国連本部では13日、第77期の国連総会の会期が開幕し、グテーレス事務総長は冒頭、世界が今さまざまな紛争や貧困などの危機に直面していると指摘したうえで「加盟国があらゆる手段を駆使して交渉し解決策を生み出すことを世界は期待している」と述べ、対話を通じた対立の緩和と連帯を呼びかけました。

来週20日からは各国の代表による演説が始まり、去年までは新型コロナウイルスの感染拡大の影響でオンライン形式もとられたのに対し、ことしは3年ぶりに通常の対面形式で行われ、多くの首脳や外相などが参加する見通しです。
今回の総会は緊張が続くウクライナ情勢が最大の焦点で、現地で激しい戦闘が続く中、事態の打開に向けて各国の首脳などが演説でどのような立場を表明するのか、注目されます。
また、22日には総会と並行して安全保障理事会の閣僚級会合も開かれ、欧米とロシア、中国の外相などがそろって出席する見通しで、激しい論戦が予想されます。
このほか、ウクライナ情勢を背景にした世界的な食料危機やエネルギー価格の高騰についての議論も行われ、発展途上国への支援などをめぐって国際社会が結束できるのかも問われることになります。(NHK)

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