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国会の質疑応答、始まる

ハノイで開催中の国会は11日午前、二日間半にわたる質疑応答を開始しました。計画によりますと、農業農村開発大臣、商工大臣、科学技術大臣、教育訓練大臣、および、グェン・スァン・フック副首相らは国会議員の質疑に応答する予定です。質疑応答はベトナムの声放送局とベトナムテレビにより全国に生中継されます。 カオ・ドゥク・ファット農業農村開発大臣 質疑応答の冒頭、国会は、前回の国会会議に送られた有権者の意見や提案などへの対応に関する報告書に耳を傾けました。この報告書によりますと、前回の国会会議に送られた有権者の意見や提案は2530件で、今国会の前に担当機関はすべてを処理したうえで、有権者に答えたということです。 11日午前の質疑応答で、カオ・ドゥク・ファット農業農村開発大臣は、農産物と水産物の消費の安定化や農民への補助などに関する質疑に答弁しました。ファット大臣によりますと、農業農村開発省は、競争力の高く、消費しやすい農産物と水産物について農民らに詳しく案内しています。農民への補助策については、農業生産システムの再構築や加工システムの充実などが重要であるとしています。農業分野での連携についてファット大臣は次のように語りました。 (テープ) 「農業分野での連携は企業が重要な役割を果たします。農民と企業との仲介役として農業協同組合を充実させなければなりません。そして、地方行政府の関心と指導もとても重要です。地方では、農業分野の指導委員会を設立する必要があります。」 ファット大臣に続き、ディン・ティエン・ズン財務大臣は、農業の財政に関する質疑に答弁しました。 ホアン商工相による質疑応答 11日午後、国会で、ブー・フイ・ホアン商工大臣は、ベトナムが多くのFTA=自由貿易協定の締結を進めている背景の中の輸出促進に関し、答弁しました。 ホアン大臣は、「輸出促進のために、貿易振興活動、具体的には、各国際見本市への参加や、ベトナム製品のPR活動、各企業の海外市場視察などを促進する必要がある」との見方を示しました。 また、「農業はGDP国内総生産の18%しか占めていないものの、人口の70%に関連するものであることから、農産物輸出を優先課題として促進しなければならな」と指摘し、次のように語りました。 (テープ) 「既に締結されたFTAの中で、ベトナムは重要な目標を達成しました。それは、ベトナムの農産物に各国が市場を開放することです。また、コメや、水産物を対象に優遇措置をとる国もあります。例えば、ユーラシア経済連合はベトナム水産物の輸入税を免税することを公約しました」 VOV

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