閉会式でブオン・ディン・フエ国会議長は今国会の結果を評価し、「社会経済状況や、国家予算について、国会は2021年と今年初めからの社会経済開発計画と国家予算案の実施状況を詳細に討議し、危機、試練、中でも世界の地政学的状況や原油価格の高騰による困難を予測した」と明らかにしました。フエ議長は次のように話しました。
「国会は複数の任務や解決策を決定し、政府、各省庁、各レベル行政当局に対し、精力的に実施し、打ち出された目標の達成に取り組むよう要請しました。また、公共投資や社会経済回復・開発プログラムの展開に対する金融財政パッケージの実施を加速させ、あらゆる財源を生かして、困難と試練を乗り越え、社会経済を早急に回復、開発する必要があります。」
このように語ったフエ議長は、「法律制定については、5件の法案、3件の決議案を採択し、6件の法案に対する意見集約を行った」と明らかにしました。フエ議長によりますと、一回の国会会議で重要なプロジェクトが決定されるのは今回がはじめてです。これにより、第15期国会の最初の年に決定されたプロジェクトは6件となり、投資総額は390兆ドン（約2兆1千億円）にのぼるとしています。フエ議長はまた、次のように語りました。
「これらのプロジェクトはいずれも重点的な交通プロジェクトであり、国防・安全保障の確保、地域連携、社会経済開発に大きく貢献するものです。国会は前例がない特別なメカニズムの適用を許可するとともに、政府、首相に対し、これらのプロジェクトの実施を指導するよう委託し、進捗や質、透明性、公開性を確保するよう求めます。」
なお、今回、採択された法律や決議が早期に生活の中に具体化され、新型コロナ収束後の社会福祉の確保、社会経済回復開発に貢献すると期待されています。
ソース：VOV