セミナーの様子 |
政府が承認した「2025年までのデジタル転換国家プログラムと2030年までのビジョン」は、電子政府・デジタル経済・デジタル社会を国の3本柱と位置付けており、デジタル転換の促進は国の発展レベルをアップさせるカギであるとしています。セミナーで発言に立ったベトナムインターネット協会のヴ・ホアン・リエン会長は、ベトナムではインターネットの急速な普及はデジタル転換の促進に大きな弾みをつけていると述べ、次のように語りました。
「現在、ベトナムは、インターネットの利用率が世界で最も高い20ヵ国の一つです。インターネットはデジタル転換の最も重要な基盤で、政府の方針を実現させるの環境づくりに役立っています。その意味で、本日のセミナーはデジタル転換の実現をテーマにすることにしました。」
一方、情報通信省のグエン・フイ・ズン次官は、政府はデジタル転換を加速させる方針であると述べ、次のように語りました。
「2020年は、デジタル転換を加速させる年となっています。私たちは、いくつかの資料や業務をデジタル化するというより、全ての活動をデジタル化する必要があります。「ベトナムのデジタル転換」という目標を実現させるために、これからは、電子政府・デジタル経済・デジタル社会といった3本柱においてこれまでよりかなり速いスピードで実現されなければなりません。政府・企業・社会全体はより緊密に連携し、そのデジタル転換の加速により大きな力を入れる必要があると思います。」
なお、国連の報告によりますと、電子政府ランキングでは、ベトナムは2019年に86位に立っており、2018年より2ランク上がっています。
ソース:VOV