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全国の有権者、投票を行う=ベトナム総選挙

23日、ベトナム全国各地の有権者らは、第15期国会、および、2021∼2026年期における各レベルの人民評議会議員選挙に積極的に参加しました。 同日7時から、投票が始まりました。今回、有権者は500人の国会議員や、省レベルの人民評議会のおよそ4000人の議員、県レベルの人民評議会のおよそ2万人の議員、村・町レベルの人民評議会のおよそ24万人の議員を選出します。23日7時、ハノイ市グエンズ通り58番地にある投票場で、グエン・フ・チョン党書記長と同選挙区の有権者らは投票しました。チョン書記長は総選挙の重要な意義を強調するとともに、「選挙後、ベトナムは新しい発展段階に入る」と語りました。一方、同日、ホーチミン市クチ町で、グエン・スアン・フック国家主席は投票を行いました。フック主席は、「輝かしい革命伝統を持つクチ町で投票することを誇りに思う」と述べました。他方、カントー市ニンキェウ区で、ファム・ミン・チン首相は同選挙区の有権者らとともに投票を行いました。投票後、チン首相は、「選挙の公開性や、透明性が確保されている」と確認しました。 同日午前、ハイフォン市アンラオ町で、ブオン・ディン・フエ国会議長は投票を行いました。フエ議長は、「選挙の準備作業が周到に行われ、有権者の権利が確保されている」と強調しました。23日午前、ホーチミン市のおよそ3000か所の投票所が一斉に開かれました。同市選挙委員会によりますと、選挙の成功や、市民の安全を確保するために、市内の社会秩序が維持され、パンデミック予防対策が強化されています。また、選挙や、疫病予防対策に関する規定が厳守されているということです。ハノイ市のおよそ500万人の有権者も全国の有権者らとともに、選挙に積極的に参加しました。新型コロナウイルス感染症が拡大されている中、その予防対策が評価されています。 ハノイ市民は29人の国会議員と市の人民評議会の95人の議員を選出します。中部高原地帯テイグエン地方に住む各少数民族の人々も積極的に選挙に参加しました。数週間前から、各村で、選挙に関する宣伝啓蒙活動や、その規定の説明、候補者の紹介など様々な活動が活発に行われてきました。南部ビンロン省に住む少数民族クメール族の僧侶と人々は、朝早くから投票所に集まり、医療検査を経てから投票を行いました。有権者らは皆、才能と道徳を兼ね備えた議員を選出することを望んでいるということです。 北部山岳地帯ハザン省では、55万人の有権者が選挙に参加しました。同省選挙委員会によりますと、23日午後まで、100%の有権者が既に投票したとしています。離島のチュオンサ諸島の島民も積極的に選挙に参加しました。チュオンサん諸島での投票が大陸にある各地方と同時に行われるのは今回が初めてです。投票する前に、島民は盛大に国旗掲揚式を行いました。 今回の総選挙は特別な点があります。これは、新型コロナウイルス感染者とその濃厚接触者を受け入れる集中隔離病棟での投票です。選挙評議会によりますと、感染者の選挙権と被選挙権を確保しながらも、疫病予防対策に関する規定が厳守されているとしています。今回の選挙に関し、国家選挙評議会のブイ・バン・クオン事務局長は、「23日11時現在、多くの地方は投票率が高い」と明らかにしました。具体的には、ディエンビェン省は85%、クアンニン省は84・5%、カオバン省は80%などとなっているとしています。 ソース:VOV

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