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伝統舞踊「ソエタイ」をユネスコの無形文化遺産として認定する証明書の受領式

(VOVWORLD) - 24日、北部イエンバイ省ギアロ町で、少数民族の伝統舞踊「ソエタイ」がユネスコ国連教育科学文化機関によって認定された証明書の受領式が行われました。

式にはファム・ミン・チン首相、ベトナム駐在国連のコーディネーターPauline Tamesis氏、ユネスコベトナム事務所のChristian Manhart所長らが出席しました。

席上発言に立ったチン首相は、「文化は社会の精神的基盤であり、国の開発事業のリソースと原動力でもある」と述べ、ベトナムの党と国家は常に、経済・政治・社会と同様、文化を重要視していると明らかにしました。また、関連省庁とタイ族が暮らす各地方に対し、ユネスコとの公約に従って「ソエタイの保存・開発国家行動計画」を効果的に展開するために全力を尽くしていくよう求めました。そして、チン首相は、ソエタイを始め、ベトナムで暮らす各民族の伝統文化の価値を最大限に活用し、国の社会経済開発と国民の生活改善のリソースにする必要があると要請しました。

なお、「ソエタイ」は今年1月にフランスのパリで開かれたユネスコ=国連教育科学文化機関の第16回政府間委員会で世界無形文化遺産として認定されました。ソエタイはユネスコにより認定されたベトナムの14番目の無形文化遺産となりました。ユネスコは「ソエタイはタイ族の世界観や宇宙観を反映しており、旧正月テトや祭り、慶事などの機会に演じられる。また、年齢や性別、社会的な地位、職業、民族などの区別なく、全ての人に開かれている」と評価しました。


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