「キエウの宿命」(著者レ・チュック、作家グエン・ヒュウ、監督グエン・ティエン・ズン人民芸術家により上演)の劇は、詩人グエン・ズー(阮攸)による古典的な作品「キエウ伝」から脚色されています。詩人グエン・ズー(阮攸)の小説の登場人物キエウの詩的なキャラクターが、人形劇(人形と人間)によって読み解かれたのはこれが初めてです。
演劇を成功させるには、脚本から監督、キャスト、音楽、照明、アートデザインまで、チーム一体となった取り組みが必要です。しかし、人形劇のジャンルでは、各人物に合った人形を作ることが非常に重要であり、この仕事を担当するアーティストは劇の本質を作り出すこととなります。「キエウの宿命」の劇ではレー・ディン・グエン画家が人形作りの重責を担っています。