7月1日から、全国34の省と市で、新たな地方行政体制の運用が始まりました。
これは省や市の統合に伴うもので、地方政府を2つの階層に分けた新たなモデルが導入されます。国民の間では、改革による効率的な発展への期待が高まっています。
北部山岳地帯バクカン省とタイグエン省が統合された新しいタイグエン省では、インフラ整備や地域間の交通の利便性向上により、経済発展への新たな可能性が開かれると期待されています。
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「今回の改革で、協同組合などの集団経済にも多くの変化がもたらされることを期待しています。市場の拡大や科学技術分野への投資支援にも注目しています」
また、中部ビントゥアン省、ダクノン省、ラムドン省が統合された新しいラムドン省は全国最大の面積を持ち、南中部・中部高原地帯で最も人口が多い地方となりました。住民たちは、統合によって地域の強みがより活かされ、経済社会の発展につながると期待を寄せています。
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「ダクノン省には観光資源があるのに、まだ十分に活かされていません。ビントゥアン省は海の観光、ラムドン省はリゾート観光が強みです。これらを組み合わせることで、多くの雇用と収入の向上につながると信じています」
一方、南部ドンナイ省(旧ドンナイ省とビンフオック省の統合)やタイニン省(旧タイニン省とロンアン省の統合)でも、新体制の初日から行政手続きが迅速で便利になったと住民は歓迎しています。
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「これから毎日、行政サービスがもっと迅速で住民に寄り添ったものになれば、移動や手続きの手間も減り、皆がうれしく思うでしょう」
(VOVWORLD)