(VOVWORLD) -中国の海南省海事当局の15日の発表によりますと、中国が16日から20日にかけて軍事演習を実施すると発表し、ベトナム東部海域(南シナ海)のホアンサ諸島で船舶の航行を禁止しました。
これに対し、21日午後に行われた外務省の定例記者会見で、ファム・トゥ・ハン副報道官は、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム東部海域で中国の軍事演習に対するベトナムの姿勢は、何度も述べており、最近では6月23日の記者会見でも述べています。ベトナムは中国に強く反対し、ホアンサ諸島に対するベトナムの主権を尊重するよう求めます」
ベトナム外務省は、中国海軍がホアンサ諸島で軍事演習を行ったことはこの諸島に対するベトナムの主権に対する深刻な侵犯だとしています。これは、DOC海上行動宣言の精神に背き、同海域の情勢を複雑にし、COC海上行動規範に関するASEANと中国との交渉および同海域の平和・安定・協力に悪影響を与えます。