29日午前、政府本部で、チャン・リュウ・クアン副首相の主宰のもと、IUU=違法・無報告・無規制漁業対策国家指導委員会のメンバーと沿海地方の指導者によるオンライン会議が行われました。
農業農村開発省の報告によりますと、漁船監視システムの設置は中央から末端に至るまで展開されており、関連機関と連携し、24時間体制で操業中漁船を見極め、検査しているとのことです。すでに、船長6m~15mの漁船10万隻に監視装置を設置しています。IUUに関する情報通信、宣伝、訓練コースなども推進されています。
農業農村開発省のフン・ドゥック・ティエン次官は次のように語っています。
(テープ)
「水産分野における行政違反ケース、外国の海域で違反した漁船への監視、対処を強化することは重要な要素の一つです。毎年、およそ5万トンの水産物が輸出されます。欧州委員会がベトナムの水産物に対するECのイエローカードを早期解除してくれなければ、我々はその機会を失い、イエローカードを解除するのに今後数年はかかるでしょう」
クアン副首相によりますと、来る10月に欧州委員会の査察団はIUU漁業対策の実施状況を検査するためベトナムを訪問する予定です。そこで、各省庁、部局などは外国の海域での不法漁獲状態が発生しないように断固とした措置をとるとともに、沿海地方にIUU漁業対策の実施を指導、ガイドラインを提供する必要があるとしています。
(VOVWORLD)