肖像

一生を民芸音楽に貢献した芸術家

サム楽(ベトナムの伝統音楽)と民芸楽器を愛するスアン・ホアック氏はベトナムの大衆音楽の多くの経験があり、多くの人々に知られている。
彼が、子供の頃、お母さんに付いて市場へ行く時や電車に乗った時、サムを演じる人に会った。その後段々と、自分でサム楽を学び、サム楽を趣味とするようになった。

ハノイの自宅で楽器を演じるスアン・ホアック氏


ハノイの旧市街で演じているスアン・ホアック氏


毎週の土曜日、ハノイのキムガン廷で演じるスアン・ホアック氏


サム音楽に一生をかけて貢献するスアン・ホアック氏


スアン・ホアック氏は様々な楽器が演奏できる
 

1966年、彼はベトナム音楽学校で琴を学んだ。1970年、ベトナム音楽堂で働いた。

スアン・ホアック氏の生活の中には常に音楽があり、伝統的な楽器を理解し、その楽器を弾きながらサム楽を演じる方法を見つけた。戦争の時、スアン・ホアック人民芸術家はクアンニン省、タインホア省、ニンビン省などの駐屯地へ出向き演奏した。

彼は今、退職したが、引き続きベトナム音楽ハウスの若者の芸術家にサム楽と伝統楽器の指導をしている。他は、大衆芸能に興味のある中年と若者にサム楽を教える教室を開いている。

スアン・ホアック氏は、民族の楽器を自分で作る人として知られている。彼が作った楽器はベトナムの姿、ベトナムの文化の特徴を有する。楽器の上に可愛い竹のトンボの飾りがある。



スアン・ホアック氏は、サム音楽を演奏する以外、多くの楽器も作る


ダンバウに模様を入れるスアン・ホアック氏


スアン・ホアック氏の作った楽器
 
ベトナム音楽堂で働いているスアン・ホアック氏の30年間で、ダンバウを作る時間は最も長く、一番難しいのは月琴である。

2012年に退職したが、スアン・ホアック芸術家は、ベトナム音楽発展センターで、若者に、毎月の第2週の週末ハノイ旧市街文化交流センターで、外国人にベトナムの伝統的な音楽をアピールするため、サム、伝統的な楽器を演じている。

以上の貢献により、スアン・ホアック氏は2007年国民的芸術家であると国家より表彰され、World Masters組織に世界の芸術家であると認定された。



文:ガン・ハ
撮影:タット・ソン

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