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ワシントンで ベトナム東部海域に関する第13回国際年次セミナー

29日、ワシントンで、CSIS=アメリカ戦略国際問題研究所の主催によりベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海に関する第13回国際年次セミナーが開かれました。

セミナーにはアメリカ、オーストラリア、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンなどの専門家、研究者多数が参加しました。

セミナーではベトナム東部海域の情勢や同海域での紛争、および日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み(クアッド)、およびアメリカ、イギリス、オーストラリアの3国間の軍事同盟(オーカス)の役割などについて討議が開かれました。ベトナム東部海域に対するアメリカの政策について同国のダニエル・クリテンブリンク国務次官補は次のように語りました。

(テープ)

「アメリカの政策は、すべての国が自国の主権と利益を保護することを支援するということです。すべての国は大小を問わず、同じく国際法を順守しなければなりません。大国は小国をいじめてはいけません。ベトナム東部海域の平和・安定・航行の自由を確保することは、自由で開かれたインド太平洋に関するアメリカの視野の一部です。そのため、アメリカは引き続き、地域と世界におけるパートナーと同盟国と連携し、海と空が国際法に従って管理・使用されることを確保していきます」

一方、ベトナム外交学院のグエン・ティ・ラン・アイン院長は次のように語りました。

(テープ)

「今までと同様、ベトナムがこのセミナーに参加することは、ベトナム東部海域問題に関するベトナムの観点・立場を明らかにし、同海域の主権に対するベトナムの主張についてその正義と法的基盤を説明することが狙いです。同時に、ベトナムは、同海域での紛争を平和的に解決し、地域の平和と安定に貢献したいとの建設的かつ前向きな姿勢を示したいのです」

(VOVWORLD) 


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