日本を訪問中のレ・タイン・ロン副首相は、9日午後、大阪・関西万国博覧会で開かれた「ベトナム・ナショナルデー」の一環として行われた「ベトナム・関西経済フォーラム」に出席し、議長を務めました。
今回のフォーラムは「未来を共に創造し、グローバルバリューチェーンをつなぐ」をテーマに掲げ、およそ150社の日本企業と50社のベトナム企業が参加しました。開会式で、在日本ベトナムのファム・クアン・ヒエウ大使は次のように述べました。
(テープ )
「このフォーラムは、革新と活力にあふれ、国際社会に深く溶け込むベトナムの姿を紹介するだけでなく、日本をはじめ各国との政治・文化交流、そして経済協力を拡大する絶好の機会です。このフォーラムが関西とベトナムの交流と協力をさらに深め、より実効性のある、そして持続可能な関係を築く原動力になると確信しています」
一方、日本貿易振興機構=JETROの高島 大浩理事は、人口1億人を超え、1人当たりGDPが約5000ドルに達するベトナムは消費市場として大きな潜在力を持っているとした上で、次のように強調しました。
(日本語テープ)
フォーラムの最後に、レ・タイン・ロン副首相は「ベトナム政府は、外国企業や投資家が安定的かつ長期的に事業を展開できるよう、あらゆる条件を整える」と強調するとともに、日本企業に対して、投資移転資金やグリーンで持続可能なファイナンスへのアクセスを引き続き支援していくよう提案しました。
(VOVWORLD)