10日午後、ハノイの主席府でルオン・クオン国家主席は、全国の手工芸村を代表する職人たちと会見しました。これは、ベトナム手工芸村協会の設立20周年を記念して行われたものです。
会見には、全国5,400を超える手工芸村を代表する職人たちと、協会の幹部が出席しました。
ルオン・クオン主席は会見で、「手工芸村は国の発展のあらゆる段階において、農村の労働力にとって最も身近で安全な働く場所であり続けている」と述べ、その重要性を強調しました。
その上で主席は、農村地域の若い労働者の起業精神を喚起するため、職業訓練をさらに推進する必要性を指摘しました。また、手工芸村の住民の生活向上に配慮することの大切さを訴えました。ルオン・クオン国家主席は次のように語りました。
(テープ)
「体系的かつ計画的な知識の普及・更新、訓練、技能向上のための研修を積極的に実施することが重要です。技能や市場のニーズを強化し、創造性を刺激するとともに、生産者の正当な権利を保護します。職人、熟練工、手工芸村の住民が、自身の潜在能力と強みを最大限に発揮できるよう、好ましい環境を整備する必要があります。同時に、手工芸村における環境保護に特に配慮し、持続可能な経済発展、グリーン経済、循環経済といった環境に配慮したモデルの展開・適用を住民に推進し、働きかける必要があります。手工芸の発展と持続可能な発展の両立が不可欠です。」
また、ルオン・クオン主席は関係省庁に対し、ベトナムの手工芸村のさらなる発展を促すための政策や制度の研究・提案を強化するよう要請しました。
(VOVWORLD)